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登校渋り~2~

私の実家から、私のマンションまで、バスを乗り継ぎ45分位~その距離を母は毎日欠かさず通ってきてくれました。しかも、バスが1時間に1本位しか無い為、自宅を6時30分には出て・・・
たろうの泣きがひどく、なかなか離れられない時ははなちゃんをバスポイントまで、送ってくれました。何事もなく早く戻ってこれると、「じゃあ私バスの時間があるから~また明日ね!」と、滞在時間わずか40分位で、帰っていきます。わずか40分の為に往復1時間30分以上かけて毎日です!本当にいくら感謝してもしきれません。
幼児訓練会のM先生に「お母さんが、寝たきりになった時は私がオムツかえるから!って気持で、今はお母さんに助けてもらいなさい!」と言われました。本当にそうです。いつかそんな時がきたら、精一杯母の為に尽くそう!そう心にきめています。

一人で学校に行かれなくなった最初の頃は、号泣で、校門から中に入っていくことも出来ない!そんな状態でした。泣いてる息子をなだめたり、おどしたり(ホントはそんな事絶対にしちゃいけない!)しながら、なんとか教室まで、連れて行き、先生がはがいじめにして、私から引きはがし、後ろを振り向きもせずにちゃっちゃと、帰る・・・なんてひどい母親なんだろう・・・
帰り道いつも泣いてました。何があんなにたろうを不安にさせるのか・・・それがわからなくて・・・
あまりにひどく泣いたり、先生が会議で職員室に行かなければいけなかったりした時は、そのまま教室にしばらくいた事も何度もあります。~一人授業参観~そんなふうに考え、楽しんだりもしました。
しばらくすると、とりあえずあまり泣かなくなり、先生に手渡しで引き継げるようになりました。そのかわり、たまたま教室に先生の姿がなかったりしたら、たちまち号泣(T_T)はがいじめ、引きはがしコースでしたが・・・
教室の入口で手渡しから、教室の中に先生がいれば入口でバイバイ出来るようになり、先生が「つぎは下駄箱でバイバイしてみようか!」と、すこしずつステップをふんで、母との距離を短くするようにしてくださいました。下駄箱バイバイ→昇降口バイバイ→校門バイバイ
最後には校門で、先生の姿が見えなくても、私にバイバイをして、学校の中に入っていかれるようになりました。
ここに来るまで半年以上かかりました。

たろうの学校は登校班がとてもきっちり決まっていて、1年間ずっと登校班で一列に並んで学校に行きます。私と登校するようになって半年、もう登校班の子でたろうに話しかける子はいませんでした。[たろうはお母さんといっしょだからだいじょうぶ!]そんな空気になっていました。
もちろんたろうは自分から声をかけることなんてできません。この頃になると、楽しそうにおしゃべりをしながら歩くまわりのお友達のことを、うらやましそうにみていました。
ちょうどその頃、児童精神科のドクターから「登校班を変えてもらったら?」とアドバイスいただいたこともあり、たろうに聞いてみました。
「たろうはマンションでは誰が仲良し?」
「Y君と、M君と、Mu君(3人ともたろうとは違う班、でも3人とも同じ班)」
「ねえ、たろう。もしも登校班を変えてもらって、Y君達と同じ班になれたら、お母さん一緒じゃなくても、登校班でいかれるかなあ?」
「いかれる!!!」目を輝かせて、そう答えたたろう。
さっそく登校班担当のお母様に電話をし、班を変えてもらえないかを聞きました。やはり、たろうが登校班になじめていないことを、きにかけていてくださったらしく、さっそく次の日から、Y君達と同じ班にしてくださいました。
途中で班を変わることを、他の子供たちはどう思うのか・・・私の心配の一つでした。
ところが、意外とあっさりしたもので、班長同士で、「たろうが今日から班かわるんだって!」
「たろうはきょうから俺達の班になったから!」案外子供たちもたろうの事、心配してくれていたのかも・・・
新しい班での1日目。いきなりそんなにうまくいくはずもなく、うまく列に乗れず、私のそばにくっついて、学校までいきました。
このままじゃいけない!そう思い、Y君M君の家にお願いにいきました。
たろうがY君M君と同じ班に移った事、出来たら明日の朝、たろうに話しかけながら学校に行って欲しいことを、伝えました。
「うん!わかった!」二人ともそう言ってくれました。
次の日、やはり後ろの方で、もじもじしているたろうをY君が
「こっちだよ!」と、呼びにきてくれました。
Y君の隣に並び、おしゃべりしながら歩きだしたたろう。
すこし離れてついていくと、マンションの角まできたら、
「お母さん、もうここでいいよ!」といって、私にバイバイと手を振るではないですか!!
そして、後ろを振り向くこともなく、Y君と楽しそうに話しながら歩いて行きました。
うれしくてうれしくて、涙がでました。すぐに部屋に戻り、母に報告、母もおもわず涙が・・・
翌日はマンションの前でバイバイできました。帰ってきたたろうが、
「明日は玄関でバイバイしてみようかな~」と、いったのです!びっくり!!
「すごいね!でも、無理しなくてもいいからね!」
翌朝、本当に玄関で、「お母さんここでいいよ!じゃあいってきます!」と、出て行きました!
信じられない!うそみたい!マンションの廊下から、学校へ歩いて行くたろうを見えなくなるまで見送り、もう、絶対にもどっては来ないだろうという時間までは、玄関あたりでドキドキしてました。それでもまだまだ心配なので、もうしばらく母には朝きてもらうことにしました。
行かれなくなってから半年以上。一人で行かれるようになったのは12月半ばのことです。

あれから毎日、玄関でバイバイして、元気に学校にいくたろう。
長かったなあ~とおもいつつ、ゆっくり時間をかけてよかったとおもいます。
お母さん、長い事、通って来てくれて、本当にありがとうございましたm(__)m

by tarotohanachan | 2008-07-18 12:30 | 学校 | Comments(0)